2023年4月28日
落差日本一の称名滝と雪解けの季節にしか見られない?幻のハンノキ滝
4月15日にアルペンルートが開通し、少しすると次は称名滝へのルートも開通します。
2023年は例年通り、4月29日(土)より開通が決まり、今年も多くの方にこの景色を見てほしい!!
ということで、今回は称名滝について詳しく紹介していきます。
称名滝とハンノキ滝について
〈写真向かって左が称名滝・右がハンノキ滝〉
称名滝は、立山連峰を源流とする落差日本一(350m)の大瀑布です。
4段に折れながら流れ落ちる滝は迫力満点で、雪解けの水が多く流れ込む春には、隣にハンノキ滝(落差500m)も現れます。
各段ごとの落差はこのような感じ!
近年、4段目の途中の形状が変わりはじめ、5段目ができてきている?とかなんとかいう噂も…。
確かに写真を見てみると滝の下部分がカックンと曲がってみえますね。
ちなみに、過去の写真をみてみるとこんな感じ…
やっぱり少し形が違う気が…?
自然の力でこんなに大きな滝の形が変わるなんて本当にすごいですよね。
ちなみに称名滝の落差350mをみなさまの知っているものと比べるとこんな感じ。
東京タワーがすっぽり埋まってしまう高さです。
少しイメージがわいて来ましたでしょうか?
日本三名瀑と言われる那智滝や華厳の滝と比べても、ご覧の通り!
東京タワーを見上げるように見る称名滝、実際どんな感じなのか見てみたくなってきましたか?
では次は称名滝までの行き方について見ていきましょう!
豆知識‼
称名滝という名前の由来は、その滝の音が「南無阿弥陀仏」と称名念仏を唱えているように聞こえることから名づけられたともいわれています。悠久の時を経てこの滝音が響き続ける環境をいつまでも残していくため「日本の音風景100選」に選ばれました!
称名滝までの行き方と現在の通行情報
称名滝は冬季期間通行ができない地域にあり、例年4月末~11月末までの期間のみの見学になります!
12月~4月末まではお越しいただいてもかなり手前のゲートから先に進めなくなってしまいますので、ご注意ください!!!
さて、2023年の通行情報は下記のとおりです。
★期間
2023年4月29日~11月末(予定)
★通行可能時間
〇桂台ゲート~称名平駐車場
7時00分~18時00分(5月~6月、9月~11月)
6時00分~19時00分(7月~8月)
〇称名遊歩道(称名平駐車場~称名滝展望台)
8時00分~17時00分(5月~6月、9月~11月)
7時00分~18時00分(7月~8月)
★電車
JR富山駅──(徒歩3分)──電鉄富山駅──(電車70分)──立山駅──(称名滝探勝バス15分)──称名平駐車場──(遊歩道徒歩30分)──称名滝
★車
立山IC──(60分)──称名平駐車場──(遊歩道徒歩30分)──称名滝
無料駐車場:有(247台)
※紅葉シーズンや長期休暇は駐車場が混み合いますので、余裕を持ってお越しください!
季節ごとの楽しみ方
続いては、季節ごとの称名滝の楽しみ方をご紹介します!
春
春は雪解けの水が多く滝へ流れ込む時期です。
称名滝の隣にはハンノキ滝(落差500m)も現れます。
〈ハンノキ滝〉
春の雪解けの時や大雨の後など、水量が多い時だけに見られる滝で、別名「阿吽(あうん)の滝」「ネハン滝」とも呼ばれてます。
この時期の称名滝・ハンノキ滝は特に水量が多く、滝がまだ見えない場所から雨が降っているかと錯覚するくらい水しぶきが飛んできます。
春の時期に関わらず、大雨の翌日などはフード付きの上着があると◎です!
また、滝つぼには雪がまだ多く残っています。
〈春の称名滝とハンノキ〉
夏
気温が上がり、過ごしにくくなる夏場は少し頑張って遊歩道を歩けば、滝の近くはヒヤッと涼しくとても気持ちがいいです!滝見台園地(標高1,080m)には休憩できるベンチもありますので、お弁当を持ってピクニックもおすすめです!
〈夏は滝の周りの草木が青々と生い茂ってきます〉
秋
秋の紅葉の見ごろは10月下旬~11月上旬ころです。
称名滝の上の方から少しずつ紅葉が始まります。
遊歩道も紅葉を楽しみながら歩いていただけます。
遊歩道の途中にも休憩できる広場があり、滝を見る前や見た後に紅葉を見ながら休憩もできますよ。
〈遊歩道途中にある休憩広場トイレもあります〉
近隣の立ち寄りスポット
称名滝は遊歩道を行き(上り)30分、帰り(下り)20分程度歩いて行っていただきますので、
駐車場へたどり着く頃にはきっとおなかも空いていると思います!!!
そんな時は、遊歩道入口にある「レストハウス称名」で軽食がおすすめ★
ソフトクリームやコーヒーもありますので、ぜひお立ち寄りください(^▽^)