2023年4月16日
4/15立山黒部アルペンルート全線開通しました!
春のアルペンルートといえば雪の大谷ではないでしょうか。
本日は4月~6月、雪の大谷のある「室堂」での楽しみ方についてまとめました。
アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルート
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。
雪の大谷について
雪の大谷は立山黒部アルペンルートの中でも標高が一番高い室堂(標高2,450m)にて見学ができます。
アルペンルートは11月末~4月15日までの間は冬季通行ができなくなり、雪が降り積もります。
特に雪の大谷のある室堂付近は吹き溜まりになり雪が多く残ります。
その雪を4月15日の開通に向けて、美女平から室堂を繋ぐバスが通れる道を作る過程で室堂付近にできるが「雪の大谷」です。
上の写真のように、雪の大谷の間を歩けるイベントは4/15~6/中旬まで開催しております。
2023年の4月15日開通時の雪の高さは13mです。
過去5年のデータは下記のとおりです。
2022 | 2021 | 2020 | 2019 | 2018 |
18m | 16m | 15m | 16m | 17m |
また、月ごとの壁の高さのイメージは下記のような感じです。
4月中旬 | 5月上旬 | 5月中旬 | 5月下旬 | 6月上旬 | 6月中旬 | 6月下旬 | |
2022年 | 18.0m | 16.0m | 15.0m | 14.0m | 13.0m | 11.0m | 10.0m |
平均(10年) | 16.4m | 15.5m | 14.2m | 13.1m | 11.9m | 10.6m | 9.7m |
2023年の雪の大谷の間を歩けるイベント「雪の大谷ウォーク」は下記の日程で開催しております。
日付:4/15(土)~6/25(日)
時間:9:30~15:00
上記時間外はバスが通るため、通行はできませんのでご注意ください。
室堂周辺散策について
天気のいい日は室堂ターミナルの屋上から外に出て、みくりが池周辺の散策をするのもおすすめです。
※あたり一面の雪景色ですので、天候の悪い日は視界が悪くなり、危険です。
また、山の天気は変わりやすいので散策をする際は天気予報をしっかり確認していきましょう!!
室堂ターミナルの屋上から外にでると、みくりが池までは徒歩10分ほど。
雪の上を歩きますので、滑りにくい登山ブーツ等が必須です。
もともと遊歩道がある道の上は圧雪になっておりますので、軽アイゼンがあるとさらに安心です。
上の写真、右下の方の窪みが「みくりが池」です。
しばらくは雪の下になっており、池の姿は見えません。
さらに、みくりが池温泉から上の方に進むと、地獄谷が見学できるエンマ台展望台まで行けます。
地獄谷はもくもくと煙があがっております。
エンマ台展望台にて記念撮影
この写真を撮りに室堂へ行ったのは、去年(2022年)のゴールデンウイークになります。
天気は良いですが、外気温が0度近くになっており、顔の出ている部分が痛いくらい寒かったです…。
手袋や帽子など防寒対策はしっかりしてきてください。
また、予備のフリースなど重ね着ができるアイテムを持ってくると安心です。
さらに、あたりは真っ白の雪で覆われておりますので、天気のいい日は太陽が雪に反射して目を開けているのが大変ほどまぶしいです。サングラスを持っていきましょう!
この時私は見つけることはできませんでしたが、運がよければ雷鳥を見ることもできます。
ぜひ目を凝らして探してみてください。
これからどんどん気温が上がっていきますが、室堂は6月末~7月上旬まで雪が残っております。
ぜひ、遊びに来てください(^▽^)/